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研究会案内

代表挨拶

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ごあいさつ

国際ラドンα線臨床研究会の初代代表理事を拝命しております兵庫医科大学の後藤章暢です。
本研究会は、「低線量放射線」、主に天然鉱石を用いた「ラドンα線療法」に焦点を当て、これまでの多くの臨床成績をもとに活発な議論をする場として、2024年より活動を開始しています。
研究会としての組織の登記は2024年12月26日に行い、研究会の活動は2025年4月から本格的に動き出しています。事務局の体制構築に少し時間を要しましたが、現在では毎月定例の理事会を開催し、活発な意見交換がなされています。

本年度は本邦のがん治療において、医療の転換期に相当する動きが始まっています。
その一つとして日本癌治療学会の核医学治療推進ワーキンググループにより提言が出され、まだまだ未熟ではありますが、ようやく放射線物質を活用した新しい治療方法が国内で承認される予定で、その関連規制や施設整備などの改革も進みだす機運があります。
また多くの放射線に対する規制もハード、ソフトの両面での改革が進むものと期待されます。我々、本研究会もその機運に乗って、活動をより一層活発に行っていかなければなりません。

国際ラドンα線臨床研究会が目指す方向性として、現在、医師や研究者が追及しているラドンα線レベルの治療が将来、医療または医療の補助療法として認められるようになるために、多くの国際ラドンα線臨床研究会の会員の皆様に、この研究会を活用していただく考えです。
2025年9月の第2回講演会には間に合いませんでしたが、国際ラドンα線臨床研究会でラドンα線療法を現在の「民間療法」から「科学的根拠に基づく医療」にするための活動をするための共同研究を立ち上げたいものです。
ラドンα線療法へのご理解、知識を深めるとともに、今後の研究会の活動についてもご意見いただければ幸いです。

2025年9月
代表理事:後藤章暢
兵庫医科大学 研究基盤教育学 教授